東京都内で保育所などの空きを待つ、いわゆる待機児童の数は、2年ぶりに増加に転じ、ことし4月の時点で8,400人余りに上ることがわかりました。

 東京都のまとめによりますと、ことし4月1日時点での都内の待機児童の数は、去年の同じ時期と比べて652人増えて8,466人となり、おととし以来、2年ぶりに増加に転じました。
 また、都内で利用できる保育サービスはこの1年間で1万4,192人分増えましたが、利用を希望する保護者の増加に保育所などの整備が追いつかず待機児童の数が増える状況となっています。
 市区町村別に見ると、待機児童の数が最も多いのは、世田谷区で1,198人、次いで江戸川区で397人、板橋区で376人などとなっています。また、年齢別に待機児童の数を見ると、1歳児が4,447人、0歳児が2,072人などとなっていて0歳児から2歳児までが、全体の95%を占めています。
 都の福祉保健局は「都内で出生率や共働き世帯が増え、保育のニーズが高まっている。市区町村や事業者に対して財政支援を行い、保育所の整備にさらに取り組みたい」としています。待機児童対策は、今月14日に告示された東京都知事選挙でも、主要な争点の1つとなっています。